Kについて。
Kと言うと、バンプとか、夏目漱石の「こころ」が有名だけど、私には真っ先に思い出す人がいる。
その人は、私の初めての恋人。私のダメ女要素を作り上げた人。
Kとの出逢いは高校。同じ部活だった。
文化系マイナー部の、その年入部した4人のうちの一人だった。
正直、第一印象は「根暗で陰気なメガネくん」。
後々聞いたら、その頃は背伸びして入った高校のレベルに付いていけず、病んでたそうな。この辺りの相性は抜群である(笑)
Kとは、打ち解けて来た頃に、よくゲームの話で盛り上がった。
ただ、向こうは理系こちらは文系と、部活以外の接点はなく、ちょっと喋れる男友達という関係だった。
ことの発端は、2学期に入って私がクラスで馴染めなくなったこと。
当時、同じクラスだった女子Mが、私にやたら突っかかってきた。
聞くとどうもMはKと幼馴染みで、一時は両思いの公認の仲だったとか。
(お互い明言はせず、正式な付き合いはなかったとのこと)
それが、
Kと私は夏休みの部活で親密になる。
↓
Mは自分の部活で忙しくKと会えず。
↓
新学期になってみたらあたしのKに変な虫がついてるやないのキー!!
要するに、私がやたらKと馴れ馴れしくしてるから嫉妬したようだ。
元々私も背伸びして入った高校で馴染めなかったのもあり、Mが少し吹聴したことでクラスで一気にボッチに。
人目が気になって仕方なく、授業中以外部室で過ごすように。
またその頃、私は中学時代のクラスメイトから半ばストーカーまがいのことをされ、精神的にかなり参っていた。
その事をある夜Kとの電話の中で相談すると、
K「俺が守るσ(`・・´ )キリッ」
と、向こうから告白?された。
途中、ゆずの「命果てるまで」みたいな歌を歌われた。
今思えば痛いんだけど、あの時は凄く嬉しかった。今思えば痛いんだけど。
お付き合いを始めたのは9月になった頃でした。