アラサーぬるオタ婚活中!

アラサーでオタで元ゲーマーな女が婚活します。

Mについて。②

正直、なぜいきなりベッドに潜り込んでくるのか、理解できなかった。



それでも拒否しなかったのは、夜も遅く疲れていたのと、その場のノリのようなものと、


「二次オタのMは私に興味など持たないだろうし、Yもいるから最悪襲われはしないだろう」



という甘い考えからだった。


狭いベッドで向かい合って寝るのも憚られ、私は壁を向いた。


「…………。」



寝息しか聞こえなかった。



「ほらやっぱり」と、安心して目を閉じた。


ベッドの下からは早々と眠ったYのイビキが聞こえていた(笑)



30分ほどした頃。


ごそ…ごそ…

衣擦れの音で、目が覚めた。


まだ起きてたのか…と、確認しようと、寝返りをうとうとして、



私「……!」

M「え……!?」




気付いたとき、私はMにホールドされていた。

思いの外近くで、私の方を向いて寝ていたMの胸にダイブした形になっていた。

あまりの急な展開で、私は動けなかった。



どうやらそれをOKと捉えたM。



私の腰に腕を回した。



思わず顔をあげると、眼前にMの顔。


唇に柔らかい感触。


えー……と、これは、キスされたのか……?


かちこちに固まる私はその後、


キス→ハグ→キス→ハグのループをされるがままされ続けたのでした。



朝まで。